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(2008. 12. 22) DC Principles Coalition (DCPC)米国出版社協会 (AAP) がオバマ新政権移行チームに NIH の公衆アクセス方針の見直しを要望する手紙 著作権を侵害し、非営利出版社の査読審査を危うくする。

(2008. 12. 18) Google が科学データサービス Palimpsest (Google Research Datasets) を中止 実験データの収集を目指していた (Wired Science. December 18, 2008)。

(2008. 11. 25) 日本のデジタルリポジトリ連合が欧州の DRIVER プロジェクトと協力覚書 オープンアクセスを目指す。

(2008. 11. 21) CAS 化学物質登録システムの化学物質数が 4000 万件を越す 番号 1073662-18-6。

(2008. 11. 19) 米国教育資料情報センター (ERIC)が 60,000 件の全文を追加公開 Microfiche Digitization Project の一環で主として 1978 年からの資料を全部で 170,000 件公開、1966-1992 年分について著作者の同意を希望。

(2008. 11. 16) Elsevier が論文 API (Elsevier Article API) を公開 論文の検索や論文画像の取り出しが可能に。

(2008. 11. 11) DeepDyve がディープウェブ検索エンジンのベータ公開 会社名を Inovell から変更。

(2008. 10. 31) STM研究成果公正著作権法案 (The Fair Copyright in Research Works Act) を支持する公開書簡

(2008. 10. 30) Harvard University LibraryGoogle Book Project の著作権現存書籍のデジタル化には当面参加せず 和解条件が大学に利益であるかどうか不明 (The Harvard Crimson)。

(2008. 10. 28) Google Book Project の図書館パートナーが集団訴訟和解歓迎 Google はスキャンを継続、$125 million を支払う、Book Right Registry を構築、検索結果全文の閲覧が可能に。

(2008. 10. 28) Google米国作家連盟 (Authors Guild)米国出版社協会 (AAP) 等の集団訴訟が和解 Google はスキャンを継続、$125 million を支払う、Book Right Registry を構築、検索結果全文の閲覧が可能に。

(2008. 10. 22) 国立情報学研究所が「学術機関リポジトリポータル JAIRO」を試験公開 日本の 86 学術機関リポジトリを横断的に検索。

(2008. 10. 14) オープンアクセス学術出版者協会 (Open Access Scholarly Publishers Association: OASPA) が発足 BioMed Central, Co-Action Publishing, Copernicus Publications, Hindawi Publishing Corporation, Public Library of Science, SAGE Publications, Utrecht University Library (Igitur), Journal of Medical Internet Research (Gunther Eysenbach), Medical Education Online (David Solomon), SPARC Europe が設立会員。

(2008. 10. 14) BMJ(旧 British Medical Journal) が完全オープンアクセスを宣言 研究論文は購読料と広告料でまかない、掲載料なし。

(2008. 10. 14) 最初のオープンアクセス・デー PLoS, SPARC, Students for Free Culture が組織。

(2008. 10. 13) HathiTrust 開設 12 大学による Committee on Institutional Cooperation (CIC)カリフォルニア大学図書館によって設立、電子化リポジトリ、主として Google によって電子化された 200 万冊の書籍 (16% はパブリック・ドメイン) を収蔵。

(2008. 10. 7) SpringerBioMed Central を買収 BioMed Central は 180 誌以上のオープンアクセス雑誌を刊行、収入 $1500 万、従業員 150 名。

(2008. 10. 3) コーネル大学の arXiv.org が 500,000 件を超える 1991 年に Paul Ginsparg が Los Alamos National Laboratory で創設、2001 年にコーネル大学に移設。

(2008. 10. 1) 米国物理学会 (APS) が関連著作物の著作権を著者に戻す APS 論文の 50% を越えて利用しないこと。

(2008. 9. 24) 医学書院が医学・看護の電子ジャーナルサイト MedicalFinder サービス開始 同社発行雑誌 32 誌過去 6 年分 (43,000 件) を提供。

(2008. 9. 16) 研究成果公正著作権法案 (The Fair Copyright in Research Works Act) は当面凍結に 公聴会の後 (LibraryJournal Academic Newswire. 2008/9/16)。

(2008. 9. 15) スミソニアン協会 (The Smithsonian Institution) が所蔵品 1.37 億点をデジタル化 所長 G. Wayne Clough が表明 (CNN.com 2008/9/16)。

(2008. 9. 11) 米国物理学協会 (American Institute of Physics: AIP)研究成果公正著作権法案 (The Fair Copyright in Research Works Act) を支持する書簡

(2008. 9. 10) 米国大学出版者協会 (Association of American Unviersity Presses: AAUP)研究成果公正著作権法案 (The Fair Copyright in Research Works Act) を支持する書簡

(2008. 9. 10) DC Principles Coalition (DCPC)米国出版社協会 (AAP)職業/学術出版部門 (PSP)研究成果公正著作権法案 (The Fair Copyright in Research Works Act) の可決を嘆願する書簡を下院に NIH の「公衆アクセス方針」は著作権を侵害すると主張、米国物理学協会 (AIP) 米国化学会 (ACS)米国大学出版社協会 (AAUP) も支持。

(2008. 9. 9) ノーベル賞受賞者 33 人が NIH 公衆アクセス方針支持の書簡を下院に提出 利根川進、Harold Varmus, James Watson, Harold Kroto など。

(2008. 9. 9) 米国下院議員 Conyers が研究成果公正著作権法案 (The Fair Copyright in Research Works Act) を提出 NIH の「公衆アクセス方針」に反対、。

(2008. 9. 5) 図書館 9 団体が NIH 公衆アクセス方針支持の書簡を下院司法委員会に提出 American Association of Law Libraries, American Library Association, the Association of College and Research Libraries, the Association of Research Libraries, the Greater Western Library Alliance, Public Knowledge, Public Library of Science, SPARC (Scholarly Publishing & Academic Resources Coalition), the Special Libraries Association。

(2008. 9) Elsevier が CERN の Large Hadron Collider の初期実験結果論文を無償でオープンアクセスに Physics Letters B と Nuclear Physics B に掲載論文。

(2008. 8. 28) SPARC, PLoS, Students for Free Culture が 10/14 を Open Access Day

(2008. 8. 27) 中国の科学者が中国の雑誌をオープンアクセスにするための資金援助を主張 中国国立科学財団 (NSFC) の元副理事長 Zhu Zuoyuan (SciDev Net, 2 Sept 2008)。

(2008. 8. 26) イスラエルが「死海文書」をオープンアクセス公開決定 1940 年代にエルサレムで発見、その後公開されなかった (New York Times. August 26, 2008)。

(2008. 8. 25) OCLCが特許権利情報登録システム WorldCat Copyright Evidence Registryのパイロットを開始 協同作業で書籍の著作権情報の詳細を登録する。

(2008. 8. 21) Max Planck Society が所属研究者の PLoS の掲載料を負担

(2008. 8. 20) EU が助成研究の成果論文のオープンアクセス・パイロット 7th Research Framework Programme (FP7、2007-2013 に 500 億ユーロ) が対象、約 20% の研究助成金が対象。6-12 ヵ月以内にオープンアクセスを義務付け。

(2008. 8. 18) Hindawi機関会員を募集 所属著者の掲載料を肩代わりする。

(2008. 8. 11) 米国科学財団 (National Science Foundation: NSF) のタスクフォースがオープンアクセスを勧告 Task Force on Cyberlearning の報告書 "Fostering Learning in the Networked World: The Cyberlearning Opportunity and Challenge" 、NIH と同等のオープンアクセスもいいのではないか。

(2008. 8. 27) 欧州委員会 (European Commisssion) がオープンアクセス・パイロット開始 7th Research Framework Programme (FP7) (2007-2013) の中で、6-12 ヶ月後に公開、約 20% の研究が対象 (SPARC Europe 2008/8/27)。

(2008. 8) 大英図書館がデジタル化の長期計画 (Digitisation Strategy 2008-2011) を発表 所蔵資料の公開、量的に充実、研究を支援、貴重資料の保存、読めない資料もデジタル化、収入の確保、など。

(2008. 7. 28) NIH が 4/16 日の AAP, DC Principles の書簡に回答 「すでに説明済み」。

(2008. 7. 28) Microsoft が学術出版を支援するツールを提供 Article Authoring Add-in for Word 2007、Microsoft e-Journal Service、Research Output Repository Platform、Research Information Centre など、第 9 回 Microsoft Research Faculty Summit で発表。

(2008. 7. 23) Google がオンライン百科事典 Knol を公開 Wikipedia と異なり、執筆者は実名で書く。

(2008. 7. 16) 欧州委員会 (EC) が著作権に関するグリーンペーパーを公表 学術著作権についても言及、11/30 までパブリック・コメントを募集。

(2008. 7. 15) American Psychological Society が NIH の公衆アクセス方針に従うため著者に $2500/論文を課金すると発表 この方針は次の日に取り下げられた (Peter Suber のブログ記事参照。

(2008. 7. 1) ProQuestDialog を買収 Thomson Reuters より。

(2008. 6. 30) Stanford 大学教育学部がオープンアクセスを決定 同学部の John Willinsky が International Conference on Electronic Publishing で発表。

(2008. 6. 26) ElsevierPortico と ScienceDirect eBooks のアーカイブについて合意 Portico は ScienceDirect の雑誌と eBooks を保存する唯一のアーカイブ。

(2008. 6. 19) 英国統合情報システム委員会 (JISC)SCOAP3 オープンアクセス・プロジェクトに参加 英国の高等教育機関を代表。SCOAP3 はこれまでに 37.4% の資金を調達。

(2008. 6. 12) ProQuestThomson Reuters より Dialog を買収することを発表 今後プラットフォームの更新や新製品の投入など計画。

(2008. 6. 2) NIH 所長 Zerhouni が出版者の書簡に回答 (1) Adminstrative Procedure Act による新たな立法手続きは必要とされていない、(2) NIH は議会の決定に従っているにすぎない、(3) 著者の原稿はもともと著者に著作権があると解される、(4) 著作権に関する方針の記述は十分である、(5) 助成に関する規定と矛盾はない、(6) 出版者の意見は十分聞いている、などと回答。

(2008. 4. 18) Nature Publishing がアジア太平洋地域で 5 誌を追加 Acta Pharmacologica Sinica (Shanghai Institute of Materia Medica ), the Asian Journal of Andrology (Shanghai Jiao Tong University) , Journal of Antibiotics (日本抗生物質学術協議会), Journal of Human Genetics (日本人物遺伝学会), Hypertension Research (日本高血圧学会) を 2009 年より出版、また東工大と組んで web サイト、NPG Asia Materials を 2009 年に公開。

(2008. 4. 18) 独立行政法人物質・材料研究機構 (NIMS)Max Planck Digital Library がデジタルリポジトリシステム (NIMS eSciDoc) 開発について研究協力協定を締結 共用の機関リポジトリ。

(2008. 4. 18)英国研究図書館コンソーシアム (CURL) が名称を英国研究図書館協会 (RLUK) に変更

(2008. 4. 16) 米国出版者協会 (Association of American Publishers: AAP)Washington DC Principles が連名で NIH に公開書簡 3/19 におこなわれた NIH との協議で納得していない点について質問。

(2008. 4. 15) 出版社が Georgia State Unviersity を告訴 授業用の読書物として著作物をデジタル化した資料を無断で使わせた、ambridge University Press, Oxford University Press, Sage Publications が (New York Times. 2008. 4. 16)。

(2008. 4. 8) 大英図書館が研究者の著作権に対する考えをアンケート調査 93% が電子化資料も紙と同様にコピーができるべきであると考え、87% が権利制限と公正使用を主張。

(2008. 4. 7) 米国国立衛生研究所 (NIH)が新しい公衆アクセス方針を実施 NIH の研究助成を受け、2008. 4. 7 以降に掲載可となった査読済み論文については、発行後 12 ヵ月以内に PubMed Central に提出しなくてはならない。

(2008. 4. 6) CAS が SciFinder Web 版を公開 化学構造、反応検索も可能。

(2008. 4) Johns Hopkins 大学で作成しているデータベース Popline で「中絶 (abortion)」の語を索引から削除 担当者 Debbie Dickson は政府から援助をもらっているので、削除 (ストップワードとする) は当然と主張 (Sarah Lai Stirland, 2008/4/3)、その後学部長がこれを元に戻すと声明

(2008. 3. 17) 米国出版者協会 (Association of American Publishers: AAP)職業/学術出版 (Professional/Scholarly Publishing: PSP) 部門が NIH に公開書簡 方針の精神には賛同するが、(A) 出版者との十分な合意が得られていない、(B) 出版者の著作権保護が明確でない、(C) より適した手段があるはずである、と主張。

(2008. 3. 16) 米国物理学会の著作権方針に物理学者が抗議 Wikipedia に掲載論文の内容を使いたいと要求し、著作権譲渡を拒否したため、論文掲載が却下されたことに抗議 (NewScientist. "Physicists slam publishers over Wikipedia ban". 16 March 2008)。

(2008. 3. 14) CAS が CAS 登録番号の Wikipedia での使用に協力 Wikipedia Chemistry Portal の Wikiprojects-Chemicals での CAS 登録番号の使用を一時禁止するとしていたが、抗議を受け一転容認、番号のチェックに協力することとなった (Chem. Eng. News. "Chemical Abstracts To Check on Wikipedia". March 17, 2008, 86(11), 42-43)。

(2008. 3. 10) STM (科学技術医学出版者協会)/PSP (職業/学術出版部門)/ALPSP (学協会出版者協会) が著作権についての立場を公表 Harvard 大学などの Author's Right 運動に反論、出版社は著者にセルフアーカイブや自分の論文の複写などさまざまな権利を与えていると主張。

(2008. 3. 5) CAS が STN や SciFinder で調べた CAS 登録番号を Wikipedia の辞書に使うことを禁止 Wikipedia Chemistry Portal の Wikiprojects-Chemicals、STN/SciFinder の利用条件に違反と主張。

(2008. 3. 4) 米国自動車技術者協会が DRM を削除したことにともない、MIT は購読を再開 MIT は 2007. 3 に DRM に抗議して購読をキャンセルしていた。

(2008. 2. 29) SPARC/Science Commons/ARL が NIH の公衆アクセス方針の順守のための白書を発表 大学などがデポジットを実行するためのオプションを例示。

(2008. 2. 29) IEEESCOAP3 に協力の用意 IEEE Transactions on Nuclear Science が候補誌。

(2008. 2. 28) Elsevier が図書館相互貸借 (ILL) の許諾条件を明示 自国内に限る、一度印刷してスキャンすれば電子送信可。

(2008. 2. 25) 米国上院議員 Arlen Specter (共和党) が NIH 所長に公衆アクセス方針について書簡を送る 出版社ともっと進め方について協議するべきであると主張、また著作権についての配慮が示されていないことに懸念 (Chem. Eng. News. February 25, 2008, 7)。

(2008. 2. 21) Wellcome Trust のオープンアクセス方針の実施率は 27% 実施後 8 ヵ月経過しているが、研究者の協力が十分得られていない (Times Higher Education. 21 February 2008.)。

(2008. 2. 21) Hindawi Publishing が公開査読方式のオープンアクセス雑誌を創刊 Scholarly Research Exchange、査読コメントを採択論文と一緒に公開。

(2008. 2. 19) JISC/SURFfoundation が新しいライセンスモデルについての調査報告を発表 著作権譲渡に代わり、出版ライセンス方式を検討する出版社が増えている。

(2008. 2. 13) 米国歴史学協会 (AHA)Gutenberg-e Books がオープンアクセスに Columbia University Press 出版のモノグラフ、ビジネスモデルは未解決。

(2008. 2. 12) Harvard 大学教養学部 (Faculty of Arts and Sciences) の教授会が研究者の論文を発信するライセンスを大学に与えることを決議 研究者は採択済みの論文データを大学に提出しることが求められ、大学はそれをリポジトリに登載してオープンアクセスとする (Robert Mitchell. Harvard University Gazette Online. 2008/2/13)。

(2008. 2. 4) Max Planck 協会Springer がオープンアクセスについて合意 Max Planck 研究所の SpringerLink へのアクセスと、全研究者の Open Choice の利用を含む契約、2 年間のテスト。

(2008. 1. 24) インターネット百科事典 Citizendium が大学と提携し Eduzendium を開始 教師が指定したトピックを Citizendium に書くことにより単位を与えることができる。

(2008. 1. 11) 米国国立衛生研究所 (NIH)が新しい公衆アクセス方針を発表 NIH の研究助成を受け、2008. 4. 7 以降に掲載可となった査読済み論文については、発行後 12 ヵ月以内に PubMed Central に提出しなくてはならない。

(2008. 1. 8) Jimmy Wales が Wikia Search アルファ版を公開 (Peter Suber のブログ)。

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